日曜日、午後4時をさしかかったころ、
肩に重りがのしかかる感覚と、息苦しくなる呼吸。
サザエさん症候群の前兆である。
思えば、小学生のころから夏休み明けの学校が憂鬱でユウウツでたまらない子どもだった。
日曜日の夕方からぐるぐる思考で打ちのめされ続け、いざ迎えた月曜日の朝は絶望そのもの。
実際、学校や仕事を休んでしまうことも何度もあった。
毎週やってくるブルーマンデーをやり過ごして来て、今も週5日の労働に耐えてきている著者の体験談が、同じ悩みで苦しむ一人でも多くの人への励ましになればと思い記事を書きます。
サザエさん症候群に悩み、原因や対策を探しにネットを検索する心理は、「いまこの憂鬱をなくしたい」はずだ。
仕事に行きたくない→転職
の前に、今できることを求めて情報を探しているはずだ。
サザエさん症候群と検索すれば、心療内科のホームページや精神科医のお医者さんのYouTubeなんかがすぐ出てくる。
原因や対策なんかも、共通したことが書かれていて、答えを見つけるのは、案外たやすい。
著者も、何度もそういった情報を探して、見に行った。
だが、克服できなかったのだ。
いつもそういう情報を探しては、「仕事のストレス」「心療内科、精神科の受診」のフレーズを確認して、打ちのめされてる自分が、世間でよくある症候群であることにお墨付きをもらって安心してるだけだったのだ。
ブルーマンデーでも、運が良ければ出勤に成功し、悪ければそのまま憂鬱に引きずりこまれ、出勤から逃げることになった。
長くなったが、同じような週末を過ごしてきて、悩んでいる人たちにまず伝えたいことは、
「学校/ 仕事があろうが、なかろうが、毎日同じ時間に起きる。」
まず、これだけやってみてほしい。
「規則正しい生活」「睡眠のリズムを乱さない」とは、このことを指す。
悲しいことに、当てはまる人ほど、その人に必要な行動のキーワードを素通りしてしまうのである。言葉で知った気になっていても、真剣に考えない。だから、心療内科のホームページを何度見に行っても改善されないのである。
そして、この「毎日同じ時間に起きる」対策は、日曜日のノイローゼが始まってからでは遅いのである。土曜日の夜には意識していないといけないことだからだ。
平日と同じ時間に寝れば、平日と同じように起きられるからである。
就寝と起床時間が乱れても、サザエさん症候群にならない人もいる。
だが、サザエさん症候群に困っているあなたは違う。個人差というやつだ。あなたにはあなたの体質や環境があり、上手く付き合っていかなければならない問題なのである。人よりも生活リズムを意識して整えないと調子が狂いやすい体質なのだということに気付くべきだ。
いまのあなたができる対策、効果のある行動は必ずあるはずなので、騙された気持ちで、まず起きる時間を変えないように過ごしてみてほしい。
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